研究科長挨拶

佐藤博樹研究科長 佐藤 博樹

本学大学院商学研究科博士後期課程は、設置(2013年)から早10年が経過しました。この間、社会人を含めた知的探究心のある人々に広く門戸を開き、時代の要請に応えながら高度な専門的知識と能力を備えた地域社会に貢献し得る職業人、あるいは学術的研鑽を実践化し得る研究者を育成してまいりました。

また、グローバル化の進展、とりわけ東アジア地域の経済的台頭という新しい時代に対応し得る研究機関として、これまで中国社会科学院をはじめ中国山東大学(威海)、中国煙台大学、韓国大田大学校と提携し、東アジアとの強い関係性を考慮した流通?観光サービス、そしてグローカルビジネスの展開方策等、様々な課題に関し数多くの共同研究?学術研究?教育交流を実践してまいりました。その成果は、北海道内はもとより、広く東アジア諸国からも一定の評価を受けています。今後も、本学大学院の教育目的の実現に向け、専門的な教育研究体制を一層充実させてまいります。

なお、大学院商学研究科では、経済的な支援体制も整備されています。各種の奨学資金制度に加え、本学商学部との密接な連携のもと、教育補助業務従事者(TA :ティーチング?アシスタント)として、教育ならびに研究の現場に直接関わりながら学業に注力するための経済的な支援体制が整備されています。

意欲ある多くの皆さんが、本学商学研究科に進学し、充実した研究環境?指導スタッフのもとで優れた研究成果をあげられることを期待しています。

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